LPCの話

LPCもMFCCと同じで、
どうやったら声道の形状を数値化できるだろうか、
という答えの一つです。

まずは下のブロック図をご覧ください。

上側が人の声の生成過程の模式図です。
のどの震えが声道を伝わって音声になる、という図です。
そして、下側がLPCの概念図です。
パルス列やランダムノイズを入力として、
全極型フィルタを通すと、
音声波形ができるのではないか、という図です。

この下側の図にしたがえば、
求めるべきものは全極型フィルタの係数となります。
これをどこから求めるのかといえば、
右側の音声波形から求めます。
既知のものが音声波形だけで、
入力とフィルタが未知なので解けないようにも見えますが、
強引に解いていきます。
そうするとフィルタ係数が求まります。
このフィルタ係数がLPC係数と呼ばれます。

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